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令和7(2025)年3月28日(金)、九州大学は糸島市、NHK福岡放送局と連携し、連続テレビ小説『おむすび』の最終回パブリックビューイング及び公开讲座を、糸島市の伊都文化会館にて開催しました。
本イベントは、ドラマを契机に、地域の魅力や「食」「栄养」といった身近なテーマについて、地域住民と大学がともに语り合う场を创出することを目的として実施されました。当日は、一般参加者及び関係者を含め100名を超える来场があり、会场は満席となりました。
冒头では、连続テレビ小説『おむすび』最终回のパブリックビューイングを実施。视聴后には、同作品のチーフプロデューサーである狈贬碍大阪放送局の宇佐川隆史氏によるアフタートークが行われました。
宇佐川氏は、同作品が阪神?淡路大震灾から30年という节目を背景に、「おむすび」を通じた人と人とのつながりを描いたものであることについて语り、私たちが生きるために欠かせない「食」に焦点を当て、学校给食や病院食、お弁当など、日常のあらゆる场面で栄养士(管理栄养士)が関わっていることを伝えたいという思いから、テーマを选んだことに触れました。糸岛と自身との縁も绍介しながら、自然豊かで第一次产业が盛んな糸岛を舞台として选定するに至った経纬について説明がありました。
続いて、大学院农学研究院の广田知良教授による讲演「九大研究者からみた糸岛农业」が行われました。
本講演は、本学が掲げる「VISION 2030」において重点領域としている環境?食料に関する研究成果発信の一環として企画したものです。
广田教授は、国立研究开発法人农业?食品产业技术総合研究机构(农研机构)において长年にわたり北海道の农业研究に従事した経験をもとに、糸岛の农业の特徴について绍介しました。福冈市という大消费地に隣接し、日本最大级の产直市场を有する点が贩路确保における大きな强みであることや、都市近郊でありながら大规模农业が展开されている希少な地域であることが解説されました。
イベント后半には、农学研究院の房贤贞(バン?ヒョンジョン)助教の进行により、出演俳优の须田邦裕氏、宇佐川プロデューサー、广田教授、本学学生である出来菜月树さん、林史浩さんを交えたトークショーが行われました。
トークショーでは、作品の撮影秘话や印象的なシーンの绍介を通じて、糸岛の魅力や「食」をめぐるテーマについて语られ、会场は大いに盛り上がりました。ドラマの舞台である糸岛の魅力や、农业?食の重要性についても改めて共有され、视聴者にとって作品の背景をより深く知る贵重な机会となりました。
本イベントを通じて、参加者からは「农业」「食」「环境」といったテーマへの関心が高まったとの声が多く寄せられました。また、九州大学が地域と积极的に関わろうとする姿势や、产学官连携の取り组みに対して高い评価と期待が寄せられたことも大きな成果といえます。
九州大学は、今後もNHKや自治体との連携を通じて、地域の魅力発信と社会连携の推進に取り組んでまいります。
宇佐川 隆史 日本放送協会 大阪放送局 チーフプロデューサー/連続テレビ小説『おむすび』 制作統括
廣田 知良 大学院農学研究院環境農学部門 教授
房 贤贞 大学院农学研究院/附属国际农业教育?研究推进センター 助教
トークショーの様子
(左から) 九州大学学生 林史浩さん、出來 菜月樹さん、廣田教授
(左から) 宇佐川プロデューサー、 俳優/連続テレビ小説『おむすび』イチゴ農家?井出康平役 須田邦裕さん
集合写真
朝ドラ『おむすび』最終回パブリックビューイング&公开讲座