
新たな技术に触れる喜びを忘れずにいたい
システム情报科学府
情報知能工学専攻 2021年修了
髙桥 遼
ソフトバンク株式会社

―どのような大学生活を过ごされていましたか?
髙桥 留学生との交流サークルに入ったことで刺激を受け、大学3年时にアメリカのアリゾナ州立大学に留学しました。また、国际化学生委员会(厂颁滨碍测耻)の委员长を务めて、留学生向けのクラブガイドブックを作成するなど、大学の国际化を推进する活动に取り组んでいました。
―大学ではどのような研究をされていたのですか?
髙桥 大学院では、奥颈-贵颈の届き方の変化を使ってイノシシの位置を探るセンシングの研究をしていました。公司との共同研究でイノシシから农作物を守ることが目的です。この研究では机械学习を活用しており、また、学部生の顷にはディープラーニングに触れる机会もありました。
―现在はどのような仕事をされているのですか?
髙桥 画像系础滨の研究开発を担当しています。特定のプロダクトを开発する场合は技术が限定されがちですが、今取り组んでいるのは未来に向けた研究なので缚りがありません。そのため、常に最新のテクノロジーをキャッチアップできることが楽しいです。大学で経験した机械学习やディープラーニングを活用する机会も多くあります。

―九州大学で学んで良かったと感じることはありますか?
髙桥 大学院で私が所属した荒川豊教授のヒューマノフィリックシステム研究室では、理论を学ぶだけではなく実装の场が豊富にあり最新技术に触れながら、やりたい研究に伸び伸びと没头できる环境でした。忙しくはありましたが、自然豊かな伊都キャンパス周辺の环境のおかげで心にゆとりが持てたことも九州大学ならではの魅力です。
―これからの目标を教えてください。
髙桥 今研究している分野で成果を出すことが当面の目標です。製品化や特許取得、論文発表など何らかの形で発信し、社会に貢献したいと考えています。いずれはエンジニアからマネジャーへと立場が変わるかもしれませんが、自分で手を動かし、未知のテクノロジーに触れることで喜びを見出す姿 勢はいつまでも貫いていきたいです。
―九州大学を目指す受験生や在校生にメッセージをお愿いします。
髙桥 大学では同じ分野を学ぶ仲间に囲まれていますが、社会に出るといろんな分野で学んできた人が、それぞれの専门性を発挥しています。その専门性の深さが社内におけるアイデンティティーになるので、好きな研究に迈进して、とことん専门性を尖らせてほしいと思います。

聞き手:藤本 隆晟 システム情报科学府 情報理工学専攻 修士2年
今回のインタビューでは研究室の先辈を取材させていただきました。主に卒业までの活动、お仕事の内容、九大生へのメッセージなどについてお闻かせいただきましたが、私とは全く违う角度の活动を主にされていて、とても勉强になることが多かったです。これからもたくさんのご活跃をお祈りしています!
※本内容は「九大広报130号(令和6年12月発行)」に掲载されています。学年などは当时のものです。