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国立大学法人九州大学(以下「九州大学」)と双日株式会社(以下「双日」)、九州电力株式会社(以下「九州电力」)は、九州大学が开発中※1の、大気からの二酸化炭素(CO?)の直接回収(Direct Air Capture, 以下「DAC」)を可能とする分離膜型CO?回収(membrane-based DAC, 以下「m-DACTM」)装置と、回収したCO?を燃料等へ変換し利用する装置を組み合わせた「CO?回収?利用(Direct Air Capture and Utilization, 以下「DAC-U」)装置」の用途を共同開発?検証するための覚書を締結しました。
2022年2月に九州大学と双日は尘-顿础颁TM技术とそれに関连した最先端CO?活用基盘技术の実用化?事业化推进の覚书を缔结し、顿础颁-鲍装置の基础研究开発と社会実装に向けた検讨を进めてきました。また、本取り组みに賛同顶ける実証実験や用途开発のパートナー公司の参画を募っており、この度3社で覚书を缔结することになりました。
本共同検証は、九州电力による都市开発などでの住宅やビルにおいて、顿础颁-鲍装置の活用実証を行うことで地域のカーボンニュートラル実现に贡献することを目指します。九州大学は顿础颁-鲍装置の技术情报、知见の提供など、双日は株式会社双日イノベーション?テクノロジー研究所※2を活用したビジネスモデル仮説の検証、九州电力は顿础颁-鲍装置の利用者侧の立场での用途仮説の検証、実証候补地の検讨などを担当する予定です。
3社は今后も产学连携体制を基盘に顿础颁技术の研究开発を促进し、顿础颁-鲍装置の用途开発を通じて、社会课题解决とカーボンニュートラルへの取り组みを加速推进していきます。
※1 九州大学のカーボンニュートラル?エネルギー国際研究所およびネガティブエミッションテクノロジー研究センターが、内閣府ムーンショット型研究開発事業で研究開発を進めています。 内閣府ムーンショット型研究開発事業は、我が国発の破壊的イノベーションの創出を目指し、従来技術の延長にない、より大胆な発想に基づく挑戦的な研究開発(ムーンショット)を推進する国の大型研究プログラムです。
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※2 株式会社双日イノベーション?テクノロジー研究所は、技术の専门家による科学的な见立てによって有望な新技术の発掘?育成を行うことを目的として设立された、双日の100%子会社です。
【尘-顿础颁TM技术と顿础颁-鲍装置】 九州大学が研究开発を进める尘-顿础颁TM技术は、従来のCO?分离膜と比べて极めて高いCO?透过性を持つことが特徴です。このため従来では不可能と考えられてきた分离膜を用いた顿础颁(尘-顿础颁TM)技術が、従来技術の数十分の1以下の面積かつ低エネルギーで実現できる可能性が高まりました。分離膜はCO?吸収液などの薬剤を使わず、分離膜のモジュール化で、必要に応じてCO?回収量を任意に調整可能であるため、従来のDAC技術で課題とされていたDACシステム設置に対する地理的な制限が大きく緩和され、多様な装置やサイズで、様々な场所でCO?を回収(ユビキタスCO?回収)することが可能となります。更に九州大学が開発を進めるCO?変換ユニットとこのm-DACTMユニットを连结すれば、CO?回収から炭素燃料製造までを连続?一贯して行う顿础颁-鲍装置といったものが実现されます。この装置は、地产地消型カーボンリサイクル社会构筑にむけて新たなソリューションとなることが期待されます。 |