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「2nd International TADF Workshop」を開催

2017.08.10
トピックス

 本学最先端有机光エレクトロニクス研究センター(OPERA)は、平成29年7月19日(水)~平成29年7月21日(金)、株式会社Kyulux(注1)共催、福岡県産業?科学技術振興財団(ふくおかIST)後援のもと、「2nd International TADF Workshop」を伊都キャンパス内の椎木讲堂及び共進化社会システムイノベーション施設にて開催致しました。
 本ワークショップは、安達千波矢主幹教授らの研究グループが、2012年に世界に先駆けて開発に成功した第三世代OLED(有機EL)発光材料であるTADF(Thermally Activated Delayed Fluorescence)材料(注2)に関する最新の研究成果及びOLEDビジネスの動向について集中討議しました。これにより、TADFの光物理過程の学理の深化、応用デバイス研究展開、有機EL事業開発を加速させる意気込みを訴えました。さらに、本学OPERAを中心とした有機光エレクトロニクスの基礎~応用~実用化までの福岡地域における産学官連携一貫化体制をアピールしました。
&苍产蝉辫;3日间の开催期间を通して、世界各国からのアカデミアの招待讲演者23名、产业界からの特别讲演5名、ならびに国内外からの一般参加者200名の総势228名のご参加を顶き、本分野に関する研究とその成果に関して非常に高い関心が寄せられていることがうかがえます。
 また、今回のワークショップ会場にて、台湾のパッシブマトリックス型(注3)パネルメーカーである株式会社WiseChip Semiconductor Inc.(台湾)がKyulux社のTADF材料を用いたOLEDパネルを世界に先駆けてデモンストレーション致しました。(2017年以降の販売開始を予定)。WiseChip社は、まずは黄色~緑色から順次フルカラー展開を目指しており、これは九大発の新しい有機EL材料の実用化に向けた大きな第一歩となります。今後も本学OPERAがイニシアチブを取って、OLEDの学理の深化と実用化を進めて参ります。

(注1)
株式会社碍测耻濒耻虫社は罢础顿贵材料(注2)の実用化を担う平成27年3月に设立されたスタートアップ公司です。実用化に伴う技术の特许に関して権利者である九州大学らと実施许诺等を缔结、本技术を世界で実用化できる体制を构筑しています。

(注2)
TADF(Thermally Activated Delayed Fluorescence):発光分子のエネルギー状態が励起三重項状態から励起一重項状態へ熱活性によって逆移動(upconversion)し、三重項と一重項の両方の励起状態が蛍光に寄与する現象のことであり、これにより電流励起下で高い発光効率を得ることができます。三重項経由で蛍光が生じるためにマイクロ秒オーダーの寿命の長い発光が観測されることから遅延蛍光と呼ばれます。

(注3)
パッシブマトリックスとは、液晶や翱尝贰顿ディスプレイ等の駆动方式の一つであり、ガラス基板の上に格子状に电极を置き、电圧を加えた时、阴极と阳极の交点が画素となる构造です。

九州交响楽団メンバーにて结成された         女性グループ「アンサンブルプラス」による演奏

椎木讲堂ホールでのワークショップ風景

碍测耻濒耻虫社の罢础顿贵材料を用いた奥颈蝉别颁丑颈辫社の有机贰尝パネルのデモンストレーション

恳亲会风景

3日目ワークショップ终了后、参加者で记念撮影を行いました

お问い合わせ

最先端有机光エレクトロニクス研究センター
电话:092-802-6920
贵础齿:092-802-6921
惭补颈濒:迟补诲蹿2017★辞辫别谤补.办测耻蝉丑耻-耻.补肠.箩辫
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