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本学大学院理学研究院生物科学部门の立木佑弥研究員が,英国生態学会(BES: Brithish Ecological Society)の若手研究者賞(Harper Prize 2015: BES John L Harper Early Career Researcher Award)を受赏しました。
BESは1913年に設立され,世界で最も歴史のある生態学会です。Harper PrizeはBESが発行する機関誌のひとつである「Journal of Ecology」に1年間に載録された論文のうち,若手研究者が筆頭著者となっているものを対象として特筆に値する論文を選出し,その筆頭著者に贈られます。選考は編集委員によってなされ,毎年1名が選出されます。BESは複数の機関誌を発行しており,それぞれにHarper Prizeと同等の若手研究者賞を設けていますが,それらを含めても日本人研究者の受赏は今回が初めてのことです。
立木研究员は数理生物学を専门とし,生物进化に関する理论研究に従事しています。本赏の受赏対象となった论文では,タケ类が长期间のクローナル成长后に示す一斉开花枯死の开花周期に関する理论を构筑しました。タケ类は种によって开花周期が异なり,热帯の种ほど开花周期が短く温帯に分布する种ほど开花周期が长くなる地理的倾向が存在します。特に周期の长いものでは,日本原产のマタケが120年に一度开花すると言われています。また,热帯のタケ类は亲株のすぐ近くにタケノコを生やす特徴があり,一つの个体がまとまった大きな株を形成するのに対して,温帯のタケ类は离れたところにタケノコを生やし,个体は空间的に混ざり合うという特徴も知られていました。
立木研究员は,コンピュータシミュレーションによってクローナル成长时のタケノコの空间的配置の违いによって,开花周期の地理的倾向が决定されることを示し,この违いによってタケ类の开花周期の地理的倾向が创出されたという新たな仮説を提案しました。
【参考奥贰叠サイト】
十和田湖畔林(青森県十和田市)でチシマザサの调査を行う立木佑弥研究员
大学院理学研究院生物科学部门
日本学術振興会特別研究員PD 立木佑弥
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