伊人直播app

Research Results 研究成果

「イボガエル」は水中でも鸣くことを初めて発见!(动画有り)

2021.11.15
研究成果Environment & Sustainability

 日本を含めモンスーンアジアで陆水环境の生态研究を行っている所属の鹿野雄一准教授は、ツチガエル(通称:イボガエル)が、陆上だけでなく水中でも鸣くことを初めて発见しました。山形県の最上川水系の支流で鱼类の水中调査を行っていた鹿野准教授は、ツチガエルが水中で鸣いていることに気が付き、。
 今回の研究で、水中で鸣く行动は陆上のそれとは违い、鸣き袋を膨らませずに腹部の収缩だけで発声していることが分かりました。また、鸣き声を解析したところ、陆上の鸣き声より「グゥグゥ???」という発声の间隔が短く、音程も相対的に低音になっていました。
 しかし、なぜツチガエルが水中でも鸣くのかは不明です。水中で鸣くことにより鸟类など陆上の敌から捕食回避すること、あるいは、水中で鸣くオスはよりメスに好まれることなど、様々な理由が考えられます。また、ヌマガエルやトノサマガエルなど通常陆上で鸣くと考えられている他のカエル类も水中で鸣くかどうかについても不明であり、今后、検証する必要があります。
 本研究成果は、11月12日(金)付けで国内誌『湿地研究』において、されました。

上)水中で、鸣き袋を膨らませず腹部の収缩だけで鸣くツチガエル:
https://youtu.be/bJHjFg_vDF8

下)比较として、陆上で鸣き袋を膨らませて鸣く様子:
https://youtu.be/py2XRbmsEDU

研究者からひとこと
ツチガエルは「イボガエル」とも呼ばれ、忌み嫌われることもあるようですが、今回、水中発声という兴味深い生态を持っていることがわかりました。これを机会に、少しでもイボガエルなど蛙类への兴味や爱着を持っていただければ嬉しく思います。また、野生生物の不思议とその発见は意外と身近にあります。たとえ研究者でなくとも注意深く自然を観察すれば、谁でも新しい発见ができます。

论文情报

タイトル:
着者名:
鹿野雄一 
掲载誌:
湿地研究 
 

研究に関するお问い合わせ先