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Research Results 研究成果

どこに住むかが个人のウェルビーイング(幸福感)に影响!~土地利用の経済価値化~

2021.08.10
研究成果Life & HealthEnvironment & Sustainability

 九州大学都市研究センターの马奈木俊介センター长/主干教授らの研究グループは、全国で行った30万人以上のウェルビーイング调査と闯础齿础の卫生画像データを基に、空间统计学の手法を用い、世界で初めて土地利用の状况がウェルビーイングに関わることを証明しました。
 ウェルビーイングを高めることは、国内外の政策でも注目されています。
 これまでは、例えば一定の収入以上になると、ウェルビーイングはそれほど上がらないなど、个人の属性からみた研究が多く行われてきました。本研究は、个人がどういったところに住んでいるかといった土地の属性からウェルビーイングをみた研究になります。
 その結果、都市化をすすめることで、ウェルビーイングを高めることが可能であることが分かりました。具体的には、都市部の一人当たりの面積が1m2増加することが個人の年収の約38,000円分の増加に相当すること。そして、環境のよい场所の一人当たりの面積が1m2増加することが個人の年収の約11,000円分の増加に相当するということが明らかになりました。
 本研究成果は、「」誌に2021年8月6日(日本时间)に掲载されました。
 本研究は(独)環境再生保全機構の環境研究総合推進費(JPMEERF20201001)、JSPS科研費 (JP20H00648)の助成を受けて実施されました。

参考図

図1. 都心に住むことのウェルビーイング

図2. よい環境が与えるウェルビーイング

研究者からひとこと
コロナウイルスの影响でテレワークなど働き方にも変化が起こっています。今回の研究によって、どこで働くか、どこに住むかの选択が生活の质に影响を与える根拠を示すことができました。
これは今后の都市计画にも活用できるものとなります。

论文情报

タイトル:
着者名:
Li. C, and S. Managi
掲载誌:
Scientific Reports 
顿翱滨:
10.1038/蝉41598-021-95351-6 

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