Research Results 研究成果
九州工业大学、九州大学、兵库県立大学、产业技术総合研究所の研究者は、レ二ウム金属の超伝导転移温度が“せん断ひずみ”の导入によって本来の値の约2倍まで上昇することを物理的に解明しました。この现象は、“せん断ひずみ”によって単位胞の体积が増加し、电子状态の変化に伴って电子格子相互作用が増加したことによると説明できます。この成果は、超伝导という巨视的な量子现象が材料工学的な组织微细化技术で操作できることを示すものであり、超伝导転移温度上昇への新しい研究手法を开拓したことになります。このように、本来、材料の组织を破壊する“せん断ひずみ”が、巨视的な量子现象を安定化させることを実験的?理论的に明らかにしたことは、物性研究の常识を覆す成果と言えます。
本研究成果は11月4日(英国時間10時)、英国科学誌Natureの姉妹紙「Scientific Reports」に掲載されました。
本研究ではレ二ウム金属に24万気圧下で最大10回転の巨大ひずみが导入された。