Research Results 研究成果
九州大学病院泌尿器科の 小林 聡 臨床助教は、九州大学病院先端医工学診療部と共同でロボット支援腎部分切除術に導入することで肾実质温存に贡献する自动追尾型ナビゲーションシステムを开発しました。
自动追尾型ナビゲーションシステムは、先端医工学诊疗部と泌尿器科が共同开発して2016年にロボット支援肾部分切除术に导入されました。ロボット手术かつ泌尿器科领域において本システムが导入され、临床上の有効性が报告された事例は世界で初めてです。
自动追尾型ナビゲーションシステムは、光学式センサーを使用して手术支援ロボットの内视镜の动きに沿って3顿画像が动くように设计され、术者はこのナビゲーション画像を手术支援ロボットのコンソール内でつねに确认することができるようにシステムが构筑されています。本システムは、视线を术野から逸らすことなく3顿画像が持つ解剖情报をリアルタイムに确认することができるという点が特徴です。その结果、术者は脂肪组织や他の臓器に覆われて表面上は见えにくい肾血管や肾肿疡についての位置や构造を、3顿画像を介して理解することができるようになり、肿疡の立体构造を理解しながら肾部分切除を行うことが可能となりました。
自动追尾型ナビゲーションシステムを併用したロボット支援肾部分切除术では、併用しない手术と比较してより多くの肾実质を温存することが可能となりました。肾実质の温存は、术后肾机能に最も影响をもたらす因子の一つであり、ナビゲーションシステムにより术后肾机能温存に贡献できる可能性を示すとともに、ナビゲーションシステムが患者へのロボット手术において安全性を高める新たな医疗技术になる可能性も示しました。
本成果は、米国の泌尿器科学雑誌『The Journal of Urology』の2020年7月号に掲載され、論文内のナビゲーションシステムに関するイラストが表紙を飾りました。
(参考図) 腎癌3D画像、腎癌3Dモデルを使用したda Vinci Standard modelの模型実験について示した図が泌尿器科学雑誌『The Journal of Urology』の表紙に掲載された。
この度は米国で最も権威ある泌尿器科学会誌の1つに研究成果が表纸に掲载されたことを嬉しく思います。ロボット手术におけるナビゲーション开発は依然研究段阶でありますので、研究を通じてより良い医疗の确立に向けて贡献できればと思います。
, The Journal of Urology,
小林 聡 九州大学病院泌尿器科 臨床助教
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