Research Results 研究成果
理化学研究所(理研)仁科加速器科学研究センター核分光研究室の田中圣臣研修生(研究当时)、搁滨物理研究室の武智麻耶客员研究员、福田光顺客员研究员、樱井博仪室长らの国际共同研究グループは、质量数42から51までのカルシウム(颁补)同位体の核物质半径を初めて测定し、二重魔法数核のカルシウム-48(??颁补)を超えた领域で突如起きる异常な构造変化を発见しました。
本研究成果は、理论研究にインパクトを与えるもので、原子核构造分野の新たな原子核描像の构筑に贡献すると期待できます。
原子核の半径を测定することは、原子核の基本的な性质を知る上で非常に重要で、その系统的な研究から中性子ハロー、中性子スキン核といった特异な构造が明らかになってきました。
今回、国际共同研究グループは、理研搁滨ビームファクトリーにおいて、不安定核を含む质量数42から51までの颁补同位体?????颁补(阳子数20、中性子数22-31)の相互作用断面积を测定することで、それらの核物质半径を初めて系统的に决定しました。この结果、中性子数28を超えた同位体では、通常の原子核に比べ、半径が急激に増大することを见いだしました。この半径の増大は、原子核内の阳子分布の広がり(荷电半径)の変化よりもはるかに大きく、中性子分布の広がりが急激に膨らんだことによるものです。しかし、この半径増大现象は従来の理论では説明できず、谜の解明には、今后の研究の进展を待つ必要があります。
本研究は、科学雑誌『Physical Review Letters』のオンライン版に3月13日に掲載されました。
??颁补を超えた领域で见つかった核物质半径の异常増大现象とイメージ図