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3Dプリンタによる超複雑形状シリカガラスの開発に成功! ~超複雑形状、オンデマンドでの石英ガラス製品が作製可能に~

2019.10.15
研究成果MaterialsTechnology

 九州大学グローバルイノベーションセンター 藤野茂教授の研究グループは、加工が難しく単純な形状しか作製できなかったシリカガラスを、3Dプリンタにより超複雑形状で作製する技術を開発しました。
 シリカガラスは、石英ガラスとも呼ばれ、光学的透明性、机械的强度、耐热性、耐薬品性などの物性において优れるため、光学部品?电子部材?半导体製造工程における治具などとして活用されてきました。しかし、その强度や化学的耐久性の高さは加工を困难にするため、シリカガラスの加工製品は极めて高価になり、用途が限定されていました。
 これまで藤野教授の研究グループは、型を用いて、従来の加工技术では困难な形状を容易且つ安価に作製する技术を开発してまいりました。この度、同技术を3Dプリンタに応用することに初めて成功しました。今回の応用开発により、3Dプリンタならではの、超复雑形状、オンデマンドでの石英ガラス製品が作製可能となります。优れた物性を有するもののその加工が困难なため商用化できなかった用途への展开が期待されます。
 なお、本研究はJST大学発新産業創出プログラム(START、JPMJST1711)からの支援により行われ、2019年10月15日(火)に幕張メッセで開催されたCEATEC 2019において発表されました。

(参考図)
フラクタル構造(Sierpinski Gasket)と鶴をガラスで実現しました。https://youtu.be/CEIB0Chn140(外部ページのURL)

研究者からひとこと

3Dモデルのデータさえあれば、これまで不可能であった形状も本手法により実现可能となります。今后、ガラスは切削?加工を行うのでなく、目的の机能と形状へと作り上げることを目指します。これにより、新しいシリカガラスの新产业创出と社会的课题解决へ贡献できればと思っております。

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