Research Results 研究成果
琉球大学の山平寿智教授、松波雅俊助教、木村亮介准教授、九州大学の楠见淳子准教授、龙谷大学の永野惇准教授、および国立遗伝学研究所の豊田敦特任教授らの共同研究チームによる研究成果が、进化学の国际学术雑誌「贰惫辞濒耻迟颈辞苍」誌に掲载されました。
<発表のポイント>
◆インドネシアのスラウェシ岛の古代湖に生息する3种のメダカが、1つの湖の中で同所的に3种に分化したことを明らかにしました。
◆種の誕生=種分化は、通常集団が別々の场所に隔離されることが引き金となります。隔離を伴わない“同所的種分化”の実証例はこれまでに数例しか知られていませんでした。種分化の仕組みの一端を明らかにしたことは、地球上の生物多様性の成り立ちを知る上で重要な研究成果です。
◆メダカは日本が夸る生物学のモデル生物です。今后は、同所的种分化の原因遗伝子の特定など、モデル生物としての利点を活かした种分化研究の展开が期待されます。