Research Results 研究成果
认知症は加齢につれて有病率が高くなり、発症には慢性全身性炎症が関连することが知られています。しかし、认知症の60-70%を占めるアルツハイマー病には现在根本的な治疗法がなく、全身性炎症の症状を低减する予防策が重要です。
今回、九州大学大学院歯学研究院の武 洲准教授と倪 軍軍助教の研究グループは中国青海省人民病院の朱愛琴教授、呉世政教授との共同研究において、ブラジル産プロポリスが中国チベット高原に住む健常な高齢者の認知機能低下ならびに全身性炎症の改善効果をもたらすことを明らかにしました。これは、2年間にわたる臨床研究の結果であり、今後この結果が認知症予防につながることが期待されます。
本研究は、日本学術振興会 科学研究費JP17K17093、山田養蜂場 みつばち研究助成基金、および中華人民共和国人力資源社会保障部の支援を受けました。
本研究成果は、2018年4月4日(水)付オランダの国際学術誌『Journal of Alzheimer’s disease』にオンライン掲載されました。
(参考図)高齢者における认知机能と血中滨尝-1β量の相関性
(プロポリスの摂取による认知机能の向上、血中滨尝-1β量の低下)
高齢者においては、高い血清滨尝-1βがより低い惭惭厂贰スコアを示し(础)
低い血清滨尝-1βレベルは、より高い惭惭厂贰スコアを示す(叠)。
継続が力になり、7年间にわたる天然物质であるプロポリスを用いた细胞レベルの研究成果がヒトで実証されました。持続的なプロポリスの摂取も认知症の予防に期待できそうです。