Research Results 研究成果
高エネルギー加速器研究机构?素粒子原子核研究所?和光原子核科学センター(宫武宇也センター长)の和田道治教授、ピーター?シュリー助教、理化学研究所?仁科加速器研究センター(延与秀人センター长)の伊藤由太基础特别研究员(研究実施当时)、加治大哉仁科センター研究员、九州大学大学院理学研究院?物理学部门を中心とする国际共同研究グループは、理研の重イオン加速器施设「搁滨ビームファクトリー(搁滨叠贵)」に於いて、気体充填型反跳分离器(骋础搁滨厂-滨滨)および多重反射型飞行时间测定式质量分光器(惭搁罢翱贵-惭厂)を用いて、原子番号窜=99-101のアインスタイニウム、フェルミウム、メンデレビウムの同位体の6核种の质量直接测定に成功しました。さらにこれらの质量测定値から、ローレンシウム(窜=103)、ドブニウム(窜=105)、ボーリウム(窜=107)、マイトネリウム(窜=109番)の同位体まで7核种の质量を间接的に决定しました。
この実験は、本研究グループが発明した技法である高周波カーペット式冷冻ガスセル装置を用いる事によって、冷たい融合反応あるいは热い融合反応によって生成?分离された稀少な超ウラン元素同位体ビームをイオントラップに捕集することが出来たこと、それを数ミリ秒の短时间で高精度?高确度で质量测定可能な多重反射型飞行时间测定式质量分光器惭搁罢翱贵-惭厂を用いることによって初めて可能になりました。
この実験で得られた质量データは、メンデレビウムとローレンシウム同位体において、中性子数152が準魔法数であるという仮説を支持しています。また、几つかの超重元素领域の理论的质量予测モデルと比较し、この领域の原子核における理论予测モデルの适否を确认できました。
本研究の成果により、热い融合反応による超重元素同位体、具体的にはモスコビウム-288及びニホニウム-284の精密质量测定から质量数と原子番号を物理的に决定する実験の可能性及び重要性を示したことになります。
本研究の成果は、物理学の国際的な専門誌である「Physical Review Letters」に掲載されました(電子版は4月10日)。
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