Research Results 研究成果
内閣府の総合科学技術?イノベーション会議が主導する革新的研究開発推進プログラム(ImPACT)で、宮田 令子プログラム?マネージャーが担当している研究開発プログラムの一環として、名古屋大学大学院工学研究科の馬場 嘉信 教授、安井 隆雄 准教授、矢崎 啓寿 大学院生らが、九州大学先導物質化学研究所の柳田 剛 教授、大阪大学産業科学研究所の川合 知二 特任教授との共同研究により、持ち运び可能な微生物センサーを开発しました。これにより、今後、バイオエアロゾルのオンサイト計測注2が可能になることが期待されます。
今回开発した微生物センサーに用いられている电流计测システム注3は、电気シグナルに応じたサイズ検出机能があるため、様々な分野において、効率良く物质のサイズ计测を実现する计测技术として期待されています。しかし、従来の电流计测システムは坚牢性が乏しく可搬性が乏しいため、バイオエアロゾルを屋外で计测するのが困难であるという问题が生じていました。
そこで、本研究では、ブリッジ回路注4を用いたバックグラウンド电流注5抑制技术(?础(マイクロアンペア)から辫础(ピコアンペア)注6まで)を用いて、従来の电流计测システムより格段に坚牢性の高い(外部环境?ノイズに対して)电流计测技术の开発に成功し、微生物センサーとしての次世代の电流计测センサーの基盘技术を确立しました。特に、环境测定デバイス注7の分野への贡献が期待できます。
今回の研究成果は、2018年3月6日発行の米国国際学術誌『ACS Sensors』誌(電子版)に掲載されました。
図1: 持ち運び可能な微生物センサーとそのセンサーを用いた実験風景及び細菌細胞検出結果