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Research Results 研究成果

植物細胞の形づくりの謎を頭蓋骨の研究が解明? 医学?植物学を数学がつなぐ「超」異分野融合研究

2016.04.11
研究成果Life & Health

 九州大学大学院医学研究院の叁浦岳教授と今村寿子助教の研究グループは、东京大学およびエルピクセル株式会社との共同研究で、植物の表皮细胞の复雑なかたちが形成されるメカニズムを世界で初めて解明しました。
双子叶植物の叶の表面の细胞は美しいジグソーパズル様の形をしています。研究グループは植物の细胞壁の合成-分解の分子回路を数理モデル化(※1)したところ、これまで头盖骨の缝合线(※2)のパターン形成に用いてきた数理モデルと全く同じであることがわかりました。この结果を基にして、九州大学の数値シミュレーション、东京大学の実験、エルピクセル社の画像解析を组み合わせ、细胞壁が一定の厚さを保ったまま湾曲构造を形成するメカニズムの一端が解明されました。このように、医学と植物学の间を数学が仲立ちをするという「超」异分野融合研究によって、これまで全く分かっていなかった植物细胞の形づくりのしくみが明らかになりました。
 この研究成果は、2016年4月7日(木)午前11时(米国东部时间)に、米国科学雑誌「笔尝翱厂
Computational Biology」のオンライン版で発表されました。

植物表皮细胞のジグソーパズルパターン

植物の表皮细胞のパターン形成と、头盖骨の缝合前のパターン形成

  • 本研究についての详细は

论文情报

,PLoS Computational Biology,
10.1371/journal.pcbi.1004833

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