Research Results 研究成果
九州大学先导物质化学研究所の友冈克彦教授、井川和宣助教らの研究グループは、不斉ケイ素原子を有するキラルケイ素分子を効率的に不斉合成することに成功しました。また、合成したキラルケイ素分子が特异な生理活性(セロトニン受容タンパクに対する结合活性)を示すことを明らかにしました。今后、これらの成果は、キラルケイ素分子の特性を活用した新しい医薬品の开発に展开されることが期待されます。
本研究成果は、平成28年4月1日(金)にドイツ学術雑誌『Angewandte Chemie International Edition』のオンライン速報版に掲載されました。またその際に、掲載論文中、上位5%の重要論文:Very Important Paper(VIP)に選抜されました。
镜像体の関係(手、キラル炭素分子、キラルケイ素分子)
我々は「新しいキラル分子の创製と応用」を目指して研究を进めています。今回、これまでにないキラルケイ素分子についてその合成法の开発に成功するとともに、その新分子が特异な生理活性を示すことを発见しました。