Research 研究?产学官民连携
芸术工学研究院 音响设计部门
准教授 西田紘子
音楽は、私たちの生活のさまざまな场面に根づいた身近なものです。音楽と社会のつながりは、时代や地域によって変化していくため、より多くの人々の音楽体験がさらに豊かになるよう研究し、デザインしていく必要があります。
九州大学大学院芸術工学研究院の西田研究室では、音楽コンテンツはストリーミングサービスなどのメディアの変化にどんな影響を受けているのか? アニメ、ゲームにおいて音楽はどんな役割を果たしているのか? 福岡の音楽文化を活発化してくためにどんなしかけが必要だろうか?――そうした疑問や課題にとりくんでいます。
たとえば修士课程の大田星さんは、同课程の松浦健太さん(研究室)と共同で、日本のポピュラー音楽のコード进行は年々复雑になっているのではないかという仮説を、分析を通して検証しました。図1はコード进行の种类の多様化を测る指标を示しています摆1闭。
図1 10年ごとの3つ组コード进行の种类の多様性
また、ピアニストとしても活动する博士后期课程の西冈怜那さんは、日本の音楽コンクールの运営や意义について地域との関わりという点から研究し、図2のように、出场者を中心に运営団体?人材の関係を可视化しました摆2闭。
図2 音楽コンクールと地域の関与者の相互関係
また、2014年に修士课程を修了したさん(现在は立命馆大学准教授)とは、という书籍を共编着者として出版しました。この本では、音楽研究が心理学の知见をどのように参照してきたかについて、多领域の研究者たちが诸事例をとり上げています。
现在は、グローバルな视野で音楽理论をとらえることに関心をもっています。たとえば明治期以降、日本と西洋の交流が活発になると、もともと和声のついていなかった日本の旋律に、西洋人が和声をつけるといった编曲が行われるようになりました。図3は、日本のお雇い外国人が、当时耳にした日本の歌を五线谱に书き起こし、1870年代に雑誌で発表した旋律です摆3闭。
図3 日本在住のドイツ人が伝えた「春の歌」
雑誌を通して日本の旋律を知ったヨーロッパの人々は、これにどんな和声(伴奏)をつけたのでしょうか。详しくは、2025年3月に刊行される书籍摆4闭をご覧ください。
西田研究室ではさまざまな分野の人たちと积极的に协働する越境的な研究を志しています。
[1] 大田星?松浦健太?泽井贤一?西田紘子 2024「日本のポピュラー音楽における複雑なコードとその使用法――1968~2022年の変遷」日本音楽学会第75回全国大会。
[2] Nishioka, Reina. 2024. “An Initial Look at the Relationship Between Classical Music Competitions in Japan and Local Culture and Society: Case Studies on Community Development,” American Journal of Arts Management 12/22, 1–23.
[3] Holtz, Viktor. 1873-1876. “Zwei japanische Lieder,” Mittheilungen der deutschen Gesellschaft für Natur- und V?lkerkunde Ostasiens 1/3, 13-14.
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