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日本画に见られる书き割りという空间概念について

芸术工学研究院 研究绍介

日本画に见られる书き割りという空间概念について

芸術工学研究院 未来共生デザイン部門
助教 中村恭子

 わたしは絵画を描く画家ですが、わたしの作品制作の営みは、作品制作の実践を通して、创造性とは何かという普遍的问いをメタレベルで问い、作品が创造性を解読する装置となることを意识しています。创造性の解読探求が、个别的创造行為に二重化されていると言えます摆1闭。

书き割りが呼び込む外部

 2018年の着书で、日本の古画に见られる独特な空间表现を见出し、これを舞台背景装置の「书き割り」と呼称しました摆2闭。书き割りは、表の表面において视界が断ち切られます。なぜなら、里侧が无いからです。つまり、図形平面の板が连なる书き割りのような山并みの风景表现は、こちら侧に対応する想定可能な向こう侧など无いことを积极的に示します。书き割りはこの意味で、その背后に外部を配していると言えます。书き割りは、远近概念を问题にせず、知覚できないが存在する外部を问题にする视座です。外部をいかに召唤するか、ということが、创造行為の要であり、书き割りはその一つの具体的な方法なのです。以来、既存の対応関係を脱色する构造が见出せるさまざまな事例を、书き割りの构造として作品化?理论化しています摆3,4,5,6闭。

人も书き割りになる

 最近では諏访市美术馆の企画展で大规模な个展を开催し、諏访地方の信仰である御柱を书き割りの棒として捉えた四曲屏风図絵を含む约30点を発表しています(図1)。また、人间も书き割りになるという构想へ発展し、チリ最南端の失われた民族やチリの墓碑アニミータ、日本の古坟などに见られる书き割り化构造を题材に、シャルル?フーリエや郡司ペギオ幸夫などの理论との関连を示しつつ研究を进めています摆7,8闭(図2,3,4)。

(図1)中村恭子筆《御柱図絵屏風》四曲一隻屏風, 絹本彩色, 185×306 cm, 第一扇 杜の柱; 第二扇 都市の柱; 第三扇 お化けの柱; 第四扇 岩の柱, 各145×55.5 cm, 2019年, 表装:(有)装雅堂, 諏訪市美術館令和四年度特集展示:中村恭子日本画作品展「脱創造する御柱」会場より

(図2)中村恭子筆《書割少女》四幅対, 絹本彩色, 各84.5×30 cm, 2020-21年, 表装:(有)装雅堂

(図3)中村恭子筆《古墳蝉》, 反古墳シリーズ三部作のうち一幅, 絹本彩色, 123.5×40.5 cm, 2021年, 表装:(有)装雅堂

(図4)中村恭子筆《たぶれごころの吊尾根》, 反古墳シリーズ三部作のうち一幅, 絹本彩色, 123.5×40.5 cm, 2022年, 表装中:(有)装雅堂

引用文献

[1] Nakamura, K. & Gunji, Y-P. (2019).?Entanglement of Art Coefficient, or Creativity, Springer, Foundations of Science 25: pp.247-257(2020):

[2] 中村恭子?郡司ペギオ幸夫 (2018). TANKURI―創造性を撃つ, 水声社

[3] 中村恭子?郡司ペギオ幸夫 (2020). 書き割り少女─脱創造への装置─, ジャーナル共創学Vol. 2, No.1: pp.1-12,

[4] Nakamura, K. (2021). De-Creation in Japanese Painting: Materialization of Thoroughly Passive Attitude, MDPI, Philosophies 6(2), 35;

[5] Gunji, Y. P. & Nakamura, K. (2022). Kakiwari: The device summoning creativity in art and cognition, In: Unconventional Computing, Philosopies and Art (Adamatzky, A. ed.) World Scientific, pp.135-168

[6] 中村恭子 (2020)書き割りの身をうぐひす、無限小の幸福, アフェクトゥス(情動):生の外側に触れる, 西井涼子?箭内匡編, pp.8-40, 京都大学学術出版会

[7] Nakamura, K. (2019). L’archibras se rele?ve, Les Presses du réel, Cahiers Charles Fourier n° 30: pp.23-36, pp.91-94

[8] 中村恭子 (2021). 蛇を前に蛙もわたしも人間であった──フーリエの無限概念で観る《鳥獣戯画》, ユリイカ4月号特集=鳥獣戯画の世界, 53-4: pp.290-296, 青土社

今后の活动について

2023年2月から主要取扱作家として所属している(东京)にて个展开催予定。また、2023年5月からメタモルフォーシス展(, 長野)に参画予定。展覧会や活動についてはやで更新しています。

■お问合せ先

芸術工学研究院 未来共生デザイン部門