Research 研究?产学官民连携
芸術工学研究院 コミュニケーションデザイン科学部門
准教授 高田正幸
诸外国には自动车の警笛(クラクション)による騒音问题に直面している地域が见られます。警笛は自动车内のドライバーが确実に闻き取れるよう,非常に大きな音量で吹鸣する设计となっています。このような警笛が交通量の多い都市部の道路で频繁に使用されれば,道路周辺にいる人々に甚大な影响を及ぼします。実际に,国内や韩国の都市部で行った调査で,警笛に対する歩行者のネガティブな反応が确认されました摆,闭。
図1.交通量が多い都市部の道路.
この警笛は,危険回避のための信号として,またドライバー同士のコミュニケーションツールとしても用いられることがあり,騒音问题の解决のための警笛の音量低减は现実的ではありません。现行の警笛システムの中で问题を解决するには,ドライバーの行动や交通システム,さらには交通政策まで踏み込んだ検讨が必要です。
本研究では,现行の警笛システムとドライバーの意识や行动,车両周辺の环境,交通システムなどとの関连を総合的に検讨し,ドライバーによる警笛使用の要因の解明と,その抑制につながる交通システムのデザイン提案を最终的な目的としています。
図2.ドライバーによる警笛使用の仮説モデル.社会心理学的行动モデル摆3闭を元に拡张した.各种の内的要因や外的要因が警笛の使用に影响することを表している.
现在,国立台湾大学,本学の工学研究院,骏河台大学と连携しながら,台湾都市部の交差点付近で警笛の実测调査を行っています。今后は,ドライバーの外部环境,例えば交通量,信号,道路构造等を含む交通システムと警笛使用の関连を分析するとともに,社会调査や実験的な手法により,ドライバーの内的要因,具体的には态度,规范意识といった心理学的な要因と警笛使用の関连なども検讨します。
図3.台湾都市部の交差点におけるラッシュアワー时の交通状况.
図4.交差点付近での警笛の実测调査风景.
図5.台湾都市部の交差点における交通量と警笛の発生回数の时间変化.朝から夕方の时间帯の毎时10分间のデータを示している.
文献.
[1] Takada, Fukuda and Iwamiya, Questionnaire survey on vehicle horn use and its effects on drivers and pedestrians, Acoustical Science and Technology, 34(3), 187-196, 2013.
[2] Takada, Suzuki, Kim, Shin and Iwamiya, Driver's vehicle horn use and its effects on other drivers and pedestrians: A case study in South Korea, Mechanical Engineering Journal, 4(2), 16-00433, 2017.
[3] 藤井, “交通行動分析の社会心理学的アプローチ,” 交通行動の分析とモデリング, 北村, 森川編著, 35?52, 技法堂出版, 東京, 2002.
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芸術工学研究院 コミュニケーションデザイン科学部門