International 国际交流?留学
14歳での初来日をきっかけに日本に兴味をもったドイツ人留学生に、研究内容や九大芸术工学府の魅力などを语ってもらいました。
Henze Helen(ヘンゼ?ヘレン)さん
芸術工学府 芸術工学専攻 音響設計コース
修士课程2年
出身国:ドイツ连邦共和国
バイオリンを习ったり、オペラハウスでアルバイトをしたりなど、子どもの顷から音楽に亲しんできたヘンゼさん。
ベルリン工科大学では音响学を学んでいました。
永住したいと考えるほど日本が大好きなヘンゼさん。九大への留学を机に九州各県へ旅行し、全県制覇まで残すは大分県のみになった。
日本への留学のきっかけは?
14歳の时に交换留学生として初めて日本に行きました。食事をはじめ何もかもがドイツとは大きく异なり、とても戸惑いましたが、违うからこそ兴味をもちました。その后、旅行で日本へ行くたびに歴史や文化を学び、断片的な知识がつながることで、より日本に魅せられていきました。私にとって日本は学んでも学んでも新たな発见がある国です。いつかは日本で生活し、もっとこの国のことを深く知りたいと考えていました。
なぜ九州大学を选びましたか?
ドイツの大学では音响学を専攻していました。大学院でも音响を学びたかったのですが、日本で音响学が専攻できる大学は决して多くはありませんでした。九州大学には音响学の専攻があり、特に私が兴味をもっているコンサートホールでの音响に関する研究が特徴的だったので、留学先に选びました。
现在の研究内容をご绍介ください。
屋外コンサートの音响分析が私の研究テーマです。屋内のコンサートホール、屋外でのコンサートといった异なる环境で録音を行い、到来方向や音の强さといった音响パラメーターが聴いている人の感覚にどのような影响を及ぼすかについて主観评価実験より分析。音响环境を科学的侧面、心理的侧面の双方から研究しています。
九州大学で研究することの魅力は?
大桥キャンパスの「音響特殊棟」にあるマイクやスピーカーなどの設備は非常に充実したものです。そのため、やりたい実験を支障なく進めることができています。また、研究室が比較的小規模なので、教授から頻繁にアドバイスを受けられることにも助けられています。専門領域の異なる先生から、研究に関して違った角度から意見をもらえて参考になります。
留学して感じる福冈の印象は?
アジア人観光客の多さから、アジア大陸に近いことを実感します。東京よりも人が少なく、都市がコンパクトなので暮らしやすいです。芸術工学府のある大桥キャンパスは福岡市内にあり、どこへ行くのにも自転車で事足りるので便利ですね。
留学后のビジョンは?
横浜にある电子计测机メーカーに就职が决まりました。吸音音响センサーやデータ収集?解析システムなどの研究に使われる计测器を手掛けている公司なので、九州大学で学んだ知识を、研究开発の世界で役立てたいと考えています。
アルバイト先の友人と一绪に宫崎県を访れた际の一枚。自然の中にある青岛神社の美しさが印象に残っているそうだ。
复数の研究室合同での旅行が毎年の恒例イベントで、2023年は熊本へ。阿苏山の火口见学や温泉などを楽しんだ。